アウシュビッツ・ビルケナウ強制収容所 見学(1)
今回の旅行の一番の関心事はポーランドの国立博物館となっていアウシュビッツ・ビルケナウ。そこで公認ガイドを20年以上続けている中谷剛さんに約3時間案内してもらいました。
強制収容・大量虐殺にいたった事実と背景(ユダヤ人はじめ社会的思想の指導者となり得るポーランド人や障害者、LGBTなどが虐殺の対象。偏見や差別、大衆迎合、無関心などがその根底にあることなど)、そしてそれを日本社会やグローバル化が進んだ現代の課題とつなげて問いかけてくれました。今行けて本当によかったなと思いました。
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入口でレシーバー・イヤホンを受け取り、ガイド案内を受ける参加者にガイドの声が届く仕組み。
最初は初期に作られたアウシュビッツ強制収容所内にある展示室と遺構を見学。
ここまでで1時間50分ほど。小休憩を挟み、無料バスに乗って3kmほど先にあるビルケナウへ。
アウシュビッツ側では話を聞くことに集中していたが、ビルケナウでは歩きながら参加者が中谷さんに色々質問したり、様々な国からの来訪者や多様なルーツをもったガイドのことも聞くことができた。
ガイドの中谷さん
20年以上前に、初の外国人公認ガイドになった中谷さん。ガイドブックやwebサイトにもメールアドレスが紹介されており連絡を気軽に取ることができた。(約1ヶ月半ほど前に予約)淡々としながらも、「二度と繰り返さないために」という生存者や現地の人々の思いなども代弁してくれつつ、日本の若い世代に向けて多くの問いかけをしてくれている方だと感じた。
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今回、オランダ以外は、東日本大震災など災禍の記憶の継承や表現に同じく興味関心を持つ仲間と2人で一緒に旅をしています。
一人旅行だったら感じたことの自分のなかの落とし込みがしきれなさそうだったけど、2人でよかった。
アウシュビッツからクラクフに戻るバスの待ち時間でたまたま見つけた博物館近くのレストランで、すごく美味しいポーランド料理と地ビールを飲みながら、この土地で感じたことを、振り返りできた時間も、とってもよかった。