Risa Yanagiya's blog

雑記と、水辺と中心とした定点観測、お散歩・見つけた資料の記録

【記録】プロフィール・研究・寄稿

《略歴》

Risa YANAGIYA  柳谷理紗

  • 1985年仙台市若林区生まれ。2006年宮城工業高等専門学校建築学科卒。2008年新潟大学工学部建設学科建築学コース卒。2008年仙台市役所に建築職として入庁、宮城野区街並み形成課配属。2012年復興事業局事業計画課、2013年国土交通省都市局都市安全課(出向)勤務を経て、2014~2020年度に震災メモリアル事業担当となり、震災復興メモリアル等検討委員会運営、せんだい3.11メモリアル交流館の立ち上げ、震災遺構仙台市立荒浜小学校の展示調整・運営等に携わる。
  • 東日本大震災後、仙台市職員有志団体「Team Sendai(チーム仙台)」のメンバーとして職員の証言の聞き取りを始め、2017年度からは東北大学常葉大学との共同研究として災害エスノグラフィー調査を開始。2018年度からは市も事業化し、調査に加わり担当として証言の編集等を行う。
  • 学生時代、仙台都市総合研究機構の市民研究員になったことを縁に、仙台市青葉区大手町の都市計画道路跡地を活用したコミュニティを育む畑「まちなか農園」に関わる。それをきっかけにその土地の住民となり、現在は町内会の役員として地域をバックアップ。

 

《アカウント》
twitter https://twitter.com/infoeqtm

 

《研究記録》
・高齢者向け自立支援型リフォームの研究(2006) http://archi06.da-te.jp/

Team. Sendai(チームセンダイ)」による被災自治体職員の災害対応の継承に関する研究(地域安全学会梗概集 No.43, 2018. 11)


《寄稿》

Art Support Tohoku-Tokyo 2011→2020「2020年リレー日記」

 

《運営・参画プロジェクト等》

・片平地区まちづくり会  https://note.com/sendai_katahira

・まちなか農園藤坂  http://matinakafarm.da-te.jp/

・のりっぱ  https://www.facebook.com/norippa/

アウシュビッツ・ビルケナウ強制収容所 見学(1)

今回の旅行の一番の関心事はポーランド国立博物館となっていアウシュビッツ・ビルケナウ。そこで公認ガイドを20年以上続けている中谷剛さんに約3時間案内してもらいました。

強制収容・大量虐殺にいたった事実と背景(ユダヤ人はじめ社会的思想の指導者となり得るポーランド人や障害者、LGBTなどが虐殺の対象。偏見や差別、大衆迎合、無関心などがその根底にあることなど)、そしてそれを日本社会やグローバル化が進んだ現代の課題とつなげて問いかけてくれました。今行けて本当によかったなと思いました。

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入口でレシーバー・イヤホンを受け取り、ガイド案内を受ける参加者にガイドの声が届く仕組み。

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最初は初期に作られたアウシュビッツ強制収容所内にある展示室と遺構を見学。


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ここまでで1時間50分ほど。小休憩を挟み、無料バスに乗って3kmほど先にあるビルケナウへ。

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アウシュビッツ側では話を聞くことに集中していたが、ビルケナウでは歩きながら参加者が中谷さんに色々質問したり、様々な国からの来訪者や多様なルーツをもったガイドのことも聞くことができた。
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ガイドの中谷さん

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20年以上前に、初の外国人公認ガイドになった中谷さん。ガイドブックやwebサイトにもメールアドレスが紹介されており連絡を気軽に取ることができた。(約1ヶ月半ほど前に予約)淡々としながらも、「二度と繰り返さないために」という生存者や現地の人々の思いなども代弁してくれつつ、日本の若い世代に向けて多くの問いかけをしてくれている方だと感じた。

 

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今回、オランダ以外は、東日本大震災など災禍の記憶の継承や表現に同じく興味関心を持つ仲間と2人で一緒に旅をしています。

一人旅行だったら感じたことの自分のなかの落とし込みがしきれなさそうだったけど、2人でよかった。

アウシュビッツからクラクフに戻るバスの待ち時間でたまたま見つけた博物館近くのレストランで、すごく美味しいポーランド料理と地ビールを飲みながら、この土地で感じたことを、振り返りできた時間も、とってもよかった。

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元刑務所のホテル「Lloyd hotel」

せっかくだから、と宿泊してみたオランダの建築家集団MVRDV設計の、元刑務所を改装した「Lloyd hotel」@アムステルダム。とても居心地がよかった!

予約時には部屋の星の数はでてこなかったからわからないけど、金額・広さから推測すると2つ星の部屋かな?

参考記事 | https://hash-casa.com/2017/07/13/mvrdvlloydhotel/(以下は記事より抜粋)

「煉瓦造りの重厚な建物は、1921年、ロイド船舶会社が900人収容のホテルとして作ったものだ。1935年にロイドが倒産したあとは市の所有となり、ナチスドイツに追われたユダヤ人を匿うキャンプ、刑務所などを経て、1989年までは少年院として使われていた。

その後、アーティストのスタジオなど、様々な歴史を経て、2004年、オランダの建築家集団MVRDVの手によってホテルとして再生。そのコンセプトは、1つのホテルの中に1つ星から5つ星の部屋を作るという、全く新しいものだった。」

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元々建物に施されている床や壁、窓の装飾もとても素敵。意外に刑務所の雰囲気感じなかったのだが、上述の記事を読むと、そもそも一番最初はホテルとして作られているから、装飾が凝っているのかな?と思った。

(ちなみにストックホルムの元刑務所のユースホステル*にも13年ほど前に泊まったことがあるが、そこはおしゃれだけども、刑務所っぽさはLloyd hotelより強かった

*参考記事  https://gotrip.jp/2017/05/63503/

キンデルダイク風車群のある街

2019.11.30

ユネスコ世界遺産に登録されているキンデルダイク風車群のあるエリアへ。ロッテルダムから水上バスを使い約1時間で行くことができる。

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ビジターセンターがあり、9€で映像視聴・風車内部が見学できるチケットを購入。

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↑1953年の水害の範囲

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飛行機の上からオランダの地形を見た際に、人が住んでいる場所なのに自然地形なのか人工地形か判断がつかないくらい水辺が入りこんでいるように見えて、どうつながっているのかとても気になったから、そのような場所に行って見たかった。

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キンデルダイク周辺にもそのような地形があることがビジターセンターにあった模型でわかったので、レンタサイクルを借り、近くの住宅街まで足を伸ばす。

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日本の畦道や堀と一緒に生活していた暮らしにも似ているような、懐かしい風景に感じた。貞山堀でチャリをこいでいるかのような気分で、散策し、大満足の半日。

植生や、そこにいる生物とかは、やっぱり違うので、それもまたおもしろい。海に近くないからか、淡水でも水質が良いからなのか、全然水のにおいがしない。

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【メモ】オランダ南部は過去に洪水による被害を度々受けていて、水と付き合ってきた長い歴史が。参考サイト【オランダ 1953年の大洪水 歴史の勉強をしてきました https://www.josholland.nl/watersnood/

ロッテルダム街並み

き2019.11.29-30 滞在

ロッテルダムの街並みはそのほとんどが戦争期に焼けてしまったこともたり、アムステルダムと比べて近代的な建物が多い。

個性的な建築、遊び心があるものがたくさん街に散らばっていました。

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オランダの建築家集団MVRDV設計の住居一体型商業施設「マルクトハル」。内部はマーケット(屋台っぽさもありつつ)音楽と踊りが突如現れた。

 

個性的な建築で有名なキューブハウスがユースホステルなっているので、そこに宿泊。マルクトハルのすぐ近く。

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朝はキンデルダイク行きのウォーターバス乗り場に向かって、水辺を散策しながら歩いて向かう。

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道路があったのに目を離した隙に無くなっていたことにビックリしたら、船が通る際に道路を開け閉めしていた!

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アムステルダム街並み

2019.11.29 fri.

アムステルダム到着。ロッテルダム向かう前、明るい時間に散策しようとダム広場や方面に向かう。

都会だけど空が広い街。暮れゆく街の灯りが、運河の水面に映りこむ様子を楽しめた。

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アンネ・フランクの家も気になったけれど、完全事前予約制だったので、今回は断念。

しかし近くにあった教会とその周りの広場、運河のつながりがとても雰囲気がよかった。

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